【月2回更新】キミは解ける? MAFF(農林水産省)からの挑戦状
こども農林水産省では、「MAFF(農林水産省)からの挑戦状」と題して、農林水産にまつわるクイズを出題しています。
クイズは毎月第1・第3水曜日に更新され、問題の難易度はさまざま。子供だけでなく、大人が挑戦しても学びを得られる内容になっています。
回答方法はクイズによって異なり、用意された答えから選ぶ択一式や回答を入力する記述式など複数あります。
実際に出題された問題を紹介します。
挑戦状No.1
挑戦状No.7
出典:こども農林水産省「MAFFからの挑戦状」
ヒントが散りばめられており、知識がなくても挑戦しやすいのがポイント。択一形式なら、出題された問題と用意された回答を照らし合わせながら考えられるので、意外と正解できますよ。
過去のクイズ(2024年12月時点:16問)にも挑戦できるので、全問制覇を目指してチャレンジしてみましょう!
頭を柔らかくしてトライ!「マフ塾なぞときチャレンジ」
マフ塾なぞときチャレンジは、マフ塾の塾長を務める「のりス(農林水産省で仕事をしている国家公務員)」が考え抜いた問題に挑み、農林水産について学べる謎解きゲームです。
出題される謎解きは、MAFFからの挑戦状よりも易しく、ヒントも用意されています。
1問目
出典:こども農林水産省「マフ塾なぞときチャレンジ」
なぞときチャレンジは全部で5問。そして、正解するたびに答えを解説するページが現れます。解説ページは、農林水産省が普段公表する資料に比べて読みやすい内容になっています。そのため、大人も謎解きしているのを忘れて読み込んでしまうこともあるかもしれません。
食育の一環として、マフ塾なぞときチャレンジを活用してみてください。
読み聞かせにもおすすめ絵本「みのるんとみのりんの大冒険」
こども農林水産省では、食について学べる絵本を用意しています。
タイトルは「みのるんとみのりんの大冒険」。森の巻・農村の巻・市場の巻・港の巻の4本立てとなっています。主人公は緑豊かな谷で暮らす双子の兄妹「みのるん」と「みのりん」です。
緑豊かな谷で暮らす双子の兄妹みのるんとみのりんは、外の世界への好奇心から、初めての冒険に出かけます。冒険の舞台は、日本の国土の約7割を占める森、米や野菜を作る農村、日本や世界の食べ物が集結する市場、そして輸入・輸出の起点となる港にまでわたります。
出典:こども農林水産省「絵本『みのるんとみのりんの大冒険』」
みのるんとみのりんの冒険を通じて、私たちの食を支える農林水産業の働きを知ることができます。
- 森林が地球にとって大切な理由
- お米が作られる田んぼの役割や仕組み
- 日本国内の食料事情
- 海外に向けて作物を届ける働きをしていること
みのるんとみのりんの大冒険を読む際は、スマホよりもタブレットの方が絵と文字が見やすくなるのでおすすめです。ページをプリントアウトするのも良いでしょう。読み聞かせをしながら食育ができるので、クイズが苦手な子にもぴったりです!
お米や野菜のひみつが知れる!?「農産物博士になろう」
こども農林水産省の「農産物博士になろう」では、私たちが普段口にしている米・野菜の歴史や種類、育て方について紹介しています。
詳しく解説している作物は、お米(イネ)をはじめ、ナス、ジャガイモ、サツマイモです。お米(イネ)を紹介している「イネのひみつ」のページは、以下のような内容となっています。
出典:こども農林水産省「イネのひみつ」
イネはどこからきたの?
「イネはどこからきたの?」では、イネの発祥は中国南部の雲南省〜ラオス、タイなどの山岳地帯であることが紹介されています。そこを起点にイネは世界に広がり、国ごとの地域に適した品種が生まれたとのこと。ちなみに日本で栽培されているお米は「ジャポニカ米」と呼ばれ、イネの中では寒さに強い品種になります。
イネができるまで
「イネができるまで」のページを見てみると、田植えする前の田んぼの準備から苗作り、収穫後の脱穀作業まで細かく紹介されています。お米作りと言えば、2020年に大ヒットしたゲーム「天穂のサクナヒメ」を思い出しますね。
イネのいろいろな種類
「イネのいろいろな種類」のページでは、特徴の異なるお米を取り上げています。
日本で最も有名な「コシヒカリ」から、冷めてもおいしく食べられると話題になった「ミルキークイーン」。海外のお米(長粒米)と同様の食欲そそる香りが特徴の「サリークイーン」などを含め、11種類もの品種が紹介されています。
また、「世界からやってきた農産物」では、野菜やフルーツの歴史をたどり、どこの国からやってきたのかを楽しく覚えることができます。
夏休みに開催されるこども農林水産省のリアルイベント「マフ塾」
出典:こども農林水産省「マフ塾2024」
こども農林水産省では、学校の夏休みに合わせたリアルイベント「マフ塾」を開催しています。
マフ塾では、動画によるオンラインプログラム・体験型のオフラインプログラムを用意しています。
マフ塾オンラインプログラム
オンラインでは、小学校低学年から中学、高校まで、年齢に応じた内容の動画を取りそろえています。
低学年向けには、親子で和食作りを楽しめる動画や、食品安全ハカセと学ぶ食中毒予防講座などが用意されています。夏休みの自由研究の対象として活用するのも良いでしょう。
中学生・高校生向けには、SDGs×食品産業の取り組みをアニメで分かりやすく解説した動画があり、地球への環境負荷について学ぶ際にもおすすめです。
▼SDGs×食品産業の動画
マフ塾オフラインプログラム
オフラインでは、普段お目にかかれない農林水産省の敷地・建物内にて体験プログラムを実施しています。2024年度は開催期間は2日間でプログラムは37種類あり、飽きることなく楽しめるラインナップとなっていました。
肥料について学んだり、動物検疫所について学ぶ本格的なものから、農林水産大臣の部屋に入って大臣のイスに座る体験や、さかなクンが先生を務めるおさかな教室など面白いものまで、バラエティ豊富な内容です。参加する子どもはもちろん、親も一緒になって楽しめるので、夏休みの思い出作りにもぴったりですね。
自由参加のプログラムもありますが、プログラムによっては事前申込や整理券が必要となるので、事前のチェックが欠かせません。また、ここで紹介しているマフ塾の内容は、2024年に開催されたものです。2025年の開催については、農林水産省からの公式発表をお待ちください。
こども農林水産省を活用して“食”の大切さを知ろう
こども農林水産省は、小学生から高校生まで年齢に合わせて楽しめるコンテンツです。私たちの暮らしに欠かせない食と農林水産業をもっと身近に感じるきっかけとなります。
クイズやなぞときなどを通じて、農林水産業の役割をバランスよく学べるだけでなく、世界が直面する食料問題やSDGsについての理解も深まります。
更に、食育について伝える立場にある大人たちも、こども農林水産省を活用すれば、食の大切さを子どもたちに伝えやすくなるでしょう。